関係者各位

平素は、弊社事業に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨日(6/28)に、下地島空港にて実施した、弊社 無人飛行実験機 PDAS-X06の飛行試験において、所定の飛行経路から外れ、最終的に「海上着水」となりました。

本結果に至り、関係者の皆様に、ご心配とご迷惑をお掛けすることとなり、先ずはお詫びを申し上げます。

これまでのところ、幸いにも、人的被害は生じておりません。

昨日および今朝の捜索に拠り、“着水点”は判明し、機体回収に当たっております。
機体および地上局車に発生した事象につきましては、現在、データ解析を進めております。

現時点で判明している流れは、
1) 離陸後、操舵系の通信途絶、同時に、飛行データの通信が途絶。
2) 1)を受け、“自動操縦モード”に切替。指定されたポイントへ飛行
3) その途中で、“飛行制限範囲限界”(NOTAMライン)達した為、“非常停止装置”が作動
4) 両エンジン停止、降下操舵。海上へ着水
です。

本飛行試験実施に当たっては、多くの関係者の皆様のご協力を頂き、弊社としても万全を期しての実施でしたが、初飛行の目標としていた滑走路への着陸を達成できず、申し訳ありません。

今後につきましては、先ずは現場措置、原因究明を急ぎます。
現場環境の対応も、並行して調整をさせて頂きます。
弊社プロジェクトにつきましては、諸状況を踏まえ、対応を検討致します。

非常に厳しい状況ではありますが、今回得られた結果を次へと活かしていけるよう、取り組んで参ります。
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2023年6月29日
ＰＤエアロスペース株式会社
代表取締役　緒川 修治
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別添：飛行ルート、機体仕様